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5月29日(SUN)



富山県女性防衛協会協会の設立15周年記念講演会に行ってきました

講演者は、元自衛隊、イラク先遣隊で「ヒゲの隊長」として知られた
佐藤正久参議院議員

ひげの隊長

佐藤議員(以下ヒゲの隊長)は、東日本大震災で脚光を浴びた自衛隊の活動について、
報道では伝えきれない姿と信条、そして本来の自衛隊のあり方についてご講演されました


まず、とても印象的だったのが、
ヒゲの隊長が何度も

「すべては被災者のために―」

と口にされたことです


これは、現場で作業にあたってる自衛隊員の合言葉
部隊ごとにスローガンを掲げ、最後の心の拠り所、支えにしているとのこと

何事も成し遂げるためには「軸」が必要であり、
自衛隊員にとっての「軸」は「仁・義」

すべては日本のため、日本国民のため、
自己犠牲の精神こそが「軸」であると


今回の震災でも、地震発生の30分後には自衛隊が出動していたそうですが、
当たり前のことながら、まっさきに動き出せたのは
被災地、東北地方の駐屯地の隊員の方たちです

それこそ、家族との連絡等は後回し
まっさきに被災地へと入り、実際に家族と連絡が取れたのは1週間後、10日後といった方も
ざらだったようです

その自衛隊のプロフェッショナルな働きは、
マスコミでも一部取り上げられていましたが、
ヒゲの隊長が強調していらしたのが、
「心を届ける」ということ

危機的状況の時、信頼関係を結ぶというのはとても大切であり、
自己犠牲も厭わず、活動にあたる隊員方の姿こそが
本当に被災地、被災者への想いを伝えたのだろうということでした

食糧を被災者へ分け与えた隊員話し

自衛隊のお風呂に、廃材で階段や手すりを作り、お年寄りの背中を流した隊員の話し

若く現場経験の少ない隊員が、最初は多くの遺体を前に立ちすくんでしまった話し

遺体を運ぶ術がなく、ひとりひとりをおぶって歩いた話し

着替えもモノもない劣悪な環境で、いまも働き続けている多くの隊員の話し


いくつもの心を打つエピソードが語られました

しかし、ヒゲの隊長は言います


自衛隊の教育が導き出した、自衛隊員として当たり前の姿

自衛隊に英雄やヒーローはいらない

日本と日本国民のためになること(←今回は被災地と被災者)を
ただ愚直に行えばよい、と


今回の活動が大きく評価されている自衛隊ですが、
ヒゲの隊長は、ひとつ危惧していることがあるとも話していらっしゃいました

それは、自衛隊は災害派遣で評価されていること

いわく、自衛隊の本来の任務は「国防」であると

国防のための厳しい訓練を積んできた自衛隊員だからこそ、
災害現場で力を発揮できているのであって、
これらは国防の応用であるとのことです

自衛隊に関しては、さまざまな考えがあり、議論されているところではありますが、
それゆえに災害派遣でのみ評価されていることに一種残念な思いもあるようでした

今回10万人投入との管首相の掛け声のもと、
自衛隊の災害派遣が行われましたが、
現在自衛隊員は24万人しかいません

10万人を投入後の長野県地震や静岡県地震の被害が少なかったから
結果的によかったようなものの、
もし同じような被害が出ていたら、どうしたのでしょう?

アジア諸国との関係も不安定な今、
もしロシアと、もしくは中国と、北朝鮮と
緊張状態になったなら、どうしたのでしょう?

あまりにも手薄になる危機感が、この10万人投入発言の裏には、果たしてあったのでしょうか

交代要員やシフトの組み方で、10万人を一気に投入するより
効率的な活動の仕方があったのではという声も聞かれています

支援の形、物事を計画的に考えてこその10万人発言であれば、
政府あげて、早急に自衛隊員の増員を図るべきでしょう

日本を守る、国民を守る、ということに
まさに命を掛けている自衛隊のあり方というものを、
いま一度、しっかりと考えてみる必要がありそうです



最後に

現地のテントには、防衛大第一期生の卒業式に吉田茂元首相が送った訓示が
貼られているそうです

「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されることなく、自衛隊を終わるかもしれない。
 きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。御苦労だと思う。

 しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、
 災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。

 言葉を換えれば、君達が日陰者である時の方が、国民や日本は幸せなのだ。
 どうか、耐えてもらいたい。」










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