2011.10.23 Sun
里山整備
category:未分類

水と緑の森づくり税、
ひとり年間500円、私も払っています。
これは荒廃が進む里山をなんとかせねばっ
というところから導入されたもので、
森林をなんとか次世代の財産として残したいと
平成19年度から当初5年計画でスタート。
この度、延長が決まりました。
確かに、近年、これまでにない野生動物による被害が
起きています。
クマが山を下りてきますし、
サルやイノシシも田畑を荒らします。
これは里山を手入れするひとが減ってきているため、
野生動物のエサとなる木々やその実が育たず
起こっているとも言われています。
そんな中、里山整備を進めるボランティアを
見学に行ってきました。
お邪魔した「とやま森林サポーター」は、
県内で最も大きなボランティア団体で、
会員はなんと130人、12年前から活動しています。
とやま森林サポーターの特徴は、
間伐に重機を使用する点で、
皆さん資格を取得。
ギュイーンと慣れた手つきでチェーンソーを操り、
枝を切り落としていく様は
ボランティアとはいえ、まるで職人さんのようでした。
近年これらの活動経費には、冒頭の森づくり税も活用され、
県の委託事業としても活躍していただいています。
メンバーが口を揃えておっしゃるのは、
大自然の中で汗を流すのが気持ちいいんだー
ということ。
里山整備という使命感ももちろんですが、
皆さん自分自身の‘お楽しみ’の時間として
続けていらっしゃるようです。
でもだからこそ、5年10年と続けていけるのかもしれません。
安い輸入木材が市場に出回るようになってから、
里山にひとが入らなくなっていきました。
(↑まあ昔は昔で木の切りすぎなんて問題もありましたが・・・)
いま、たくさんの団体、個人の方々が里山再生のために
立ち上がっていますが、
これまで放っておいた分、作業はなかなか追いつきませんし、
植林も一朝一夕で青々つぃた森が蘇るわけではありません。
なんでも同じことですが、時間をかけなくては結果が出ないものは
たくさんあります。
だからこそ、いま、しっかりと未来への種をまいて、
時間をかけて取り組んでいかなくてはなりません。
現代社会には、そんな課題が山積しています。
スポンサーサイト