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2012.03.09 Fri

2月議会一般質問

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3月9日(FRI)


一年で一番会期が長い、新年度予算にかかる議会です。
一般質問では、前回議会に引き続き①不育症に関して、
②NPOと行政の協働について、③障害者福祉について、
④運動部活動について、⑤食物アレルギーと学校給食について、
以上5分野について14問を取り上げました。

3月9日2

前回から取り上げている不育症では、
6月から月に一度、専門医が対応する相談窓口を開く予定という
旨が答弁されました。
具体的に形になりつつあるという答弁が聞けて
ひと安心です。

そのほか、今回は食育の分野、
食物アレルギーについて質問しました。

食物アレルギーといえば、
そばアレルギーが有名でしょうか。
命に関わる重大なショック症状(アナフィラキシーショック)を
起こすこともある深刻な問題です。

食物アレルギーは、そばや小麦、卵、大豆、乳、甲殻類なんかが
知られていますが、近年ではその他さまざまな野菜や果物でも
起こる事例が報告されていますし、
もともと成長とともに治まっていくと言われていましたが、
症状の長期化ということも指摘されています。

富山県内では、小中学生だけでも、ここ10年で2倍に増加、
平成23年度には1923人にも上っています。

で、その子たちの給食はどうなっているのか・・・

基本的に小中学校の給食は、市町村の管轄ではありますが、
それ故に県内でも対応はバラッバラなんです。

調理室がある学校では、学校栄養職員の方や栄養教諭が
いろいろ工夫を凝らしてくれ、
原因となるアレルゲン食材を投入する前に
必要人数分を取り分けてくれる除去食を実施したり、
アレルゲン食材に代わるおかずを用意してくれる
いわゆる代替食に取り組んでいたりします。

本当に大変な苦労と思いますが、大変ありがたいです。

一方、給食センターなどで一括調理していたりすると、
そんなに簡単にはいきません。
人手の問題もありますし、時間の問題もあるし、
たくさんの調理をいっぺんにできるのが最大のメリット、
小人数分を特別に作るのには適していないからです。

そういうところでは、
「じゃ、これとこれは食べないで」
「じゃ、お弁当持ってきて」
となっているのが現状です。

なんだか、みんな一緒に食べるのが教育上いいんだよとか言って、
最近の学校にはランチルームが設けられてるのに、
中学生ならまだしも、小学生にはちょっと残念な対応です。
みんなと一緒に同じものを食べて生活するということも
ひとつ大きな教育だと思います。
そのために、ランチルームという場所を作るだけじゃなく、
小さな子どもたちが気持ちにも寄り添ってほしいものです。

ひと昔前は、食物アレルギーも珍しく、ごく少人数という状況も
あったのかもしれませんが、前述の通り、すでに社会問題です。
先進的な取り組みをしているところを参考に、
せめて狭い県内でくらい、統一した配慮を求めたいと思います。



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