2012.07.07 Sat
ハッピーオレンジ運動
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ハッピーオレンジ運動の一環として、自民党富山県連女性部のメンバーで
街頭遊説を行いました。
ハッピーオレンジ運動とは、「児童虐待ゼロ」を目指し、
自民党の女性局が展開しているプロジェクト。
7月7日など、月と日の数字が重なる日を
「子供を虐待から守る日」と定め、
全国各地で啓発運動を実施しているのです。
(*)オレンジの由来は、里親家庭で育った子供たちが
「明るい未来を示す色」として選んだのがオレンジ色だったとのこと
児童虐待の相談件数は、この10年間で5倍にも増加しています。
児童虐待への関心が高まったことで、相談件数が増加しているということも
あるのでしょうが、追いつめられているひとも増えているのだと思います。
さて、ひとくちに児童虐待といっても、様々なケースがあります。
大きくは、①身体的虐待、②性的虐待、③ネグレクト(育児怠慢・放棄)、
④心理的虐待に分けられます。
昨年の子ども・若者白書によると、身体的虐待が最も多く、次いでネグレクト。
そして虐待するのは、実の母親が6割近くに上ります。
個人的にいつも気になることがひとつ。
児童虐待は、本当に母親だけが悪いのか――――。
もちろん、母親も悪いです。
しかし、なぜそうなってしまったのか、といった要因をしっかり掘り下げなくては
なりません。
児童虐待を引き起こすリスク要因としては、親が子供のころに愛情に恵まれていなかったことや、
生活ストレス、社会的に孤立してしまい、援助者がいないことなどが指摘されています。
そう、助けなければいけないのは、子供というより、むしろ母親のほう?と。
確かに悪い。
けれども、それほどに追いつめられている。
どこにもやり場のないものが、一番身近なひとに向けられた結果が
児童虐待なのではないかと思うのです。
そして忘れてはならないのが、児童虐待してしまっている母親は、夫または恋人から
同じように虐待を受けていることが多いということ。
これはついつい見逃されてしまっていることが多いのです。
表面した事例では、「母親が虐待している」で終わってしまうのがほとんどで、
その母親に虐待をさせている男の影には触れられません。
まず母親を助ければ、結果として子供たちが助かる。
そう、私は考えています。
親からの愛情が足りなかった――――
夫や恋人が自分を大切にしてくれていると感じられれば、そんな連鎖は断ち切れるのでは?
生活ストレス――――
夫や恋人、家族こそが、そのストレスを家庭に持ち込んでいませんか?
いまの状況を見ていると、地域で、社会で、母親を助け、支えていかなくてはいけません。
児童虐待とともに女性への虐待を許さないこと。
女性自身もダメな男には依存せず、不当に扱われることに慣れないこと。
なんでも思い通りスムーズになんて進まないと開き直って、
助けを求めることを恥ずかしいと思わないこと。
地域の私たちも、子育て中の母子と一緒に歩むんだという気概を持つこと。
助け合っていけばいいんだと思います。
【児童相談所全国共通ダイヤル(24時間)】
0570-064-000
(電話した側の局番から自動的に管轄の相談所につながります)
【チャイルドライン】
0120-99-7777
(虐待やいじめなどの悩みのある子どものカウンセリングダイヤル)